カレー粉と小麦粉で作る昭和の黄色いカレー



一晩おいたカレーの美味しさ その2

 

 

一晩おいたカレーが美味しいと感じる理由はまだあります。それは、じゃがいもが溶けるということからです。

 

一晩おいたカレーを再加熱することによって、じゃがいもが煮崩れを起こし、ソースに溶け出して辛味や塩味を吸収していきます。そのために、カレーの味が非常にまろやかになるというわけです。ただし、このじゃがいもが煮崩れすぎてしまうと、ソースがざらついた感じになってしまう場合もあるようです。

 

また、作り立てのカレーの場合では、まだ油滴が大きく不揃いであるのに対して、一晩おいたカレーになると油滴が小さく揃っています。これによって、カレーの味の成分と油とが上手く馴染むようになると考えられています。

 

また、油滴が細かくなると、人間の舌は複雑な多種類の味を感じやすくなります。こういった変化が絡み合うことによって、多くの人が一晩おいたカレーがさらに美味しく感じるようになるというわけです。

 

一晩おいたカレーを再加熱する場合には、注意しなければならないこともあります。実は、カレーを再加熱することによって、その香り成分がかなり失われてしまうというマイナスの変化も起こっているわけなのです。マイルドなカレーが好きという人であれば、そのままでも問題ないと思われますが、そうでない人の場合は香りを回復させる必要があるかもしれません。

 

簡単な回復方法は、香りのスパイスをブレンドした「マサラ」を加えてやることです。